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扁桃炎で困っている方へ|桜が岡耳鼻咽喉科|神奈川県藤沢市鵠沼の耳鼻咽喉科・アレルギー科

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院長コラム

扁桃炎で困っている方へ|桜が岡耳鼻咽喉科|神奈川県藤沢市鵠沼の耳鼻咽喉科・アレルギー科

扁桃炎で困っている方へ

桜が岡耳鼻咽喉科の吉川です。

まだ暑いですが、朝方は あら?少し寒いかも と感じることも増えてきました。

今日は扁桃炎の話です。

扁桃はのどにあるリンパ組織で、ウイルスや細菌などが体内に侵入しないよう防御しています。口からのぞくと両側に見える口蓋扁桃や鼻の奥の方にあるアデノイド(咽頭扁桃)や舌扁桃や耳管扁桃といった扁桃組織がのどをぐるっと囲んでいます。アデノイド、口蓋扁桃は4~8歳ごろが最も大きく、年齢とともに小さくなります。

扁桃炎の原因は細菌やウイルスの感染ですが、過労、睡眠不足、体の冷え、のどの乾燥などで免疫力が低下することが引き金となり発症します。
炎症が扁桃の周囲まで波及すると扁桃周囲炎、さらにひどくなり膿(うみ)が扁桃周囲にたまると扁桃周囲膿瘍となります。
扁桃周囲膿瘍に至ってしまうと、注射器で膿を吸引したりメスで粘膜を切開して排膿(膿を外に出すこと)しないといけなくなります。万が一放置したとして病状が進行すると首をつたって肺に向かって膿が広がり場合によっては命に危険がおよぶこともあります。ですので抗生剤の点滴が必要だったり、入院が必要な場合がほとんどです。

比較的若い方に起こりやすい伝染性単核球症という、EB(Epstein Barr)ウイルスが原因で起こる扁桃炎もあります。肝機能障害をきたすこともあるためこの病気を疑う場合は血液検査などもしっかり行います。

予防として気をつけたいことは、

・エアコンのかけすぎ(冷えすぎないよう)に注意しましょう(しかし熱中症対策は怠らないようにしてください!)、扇風機の風も気をつけてください

・朝夕などに体が冷えないようにしましょう

・調整しやすいように職場や外食時などは上着を持ちましょう

・寒い季節に乾燥を感じる場合は加湿対策をしましょう

・喫煙やお酒の飲み過ぎは扁桃炎のリスクになります 

・たくさん睡眠をとりましょう

    扁桃の凸凹した部位に細菌などが住み着くと、扁桃炎を繰り返しやすくなります。年に何度も治療が必要で生活に支障がある方は扁桃摘出をお勧めする場合もあります。

    さらに反復することで免疫異常が起こり、IgA腎症、掌蹠膿庖症、胸肋鎖骨過形成症などの扁桃以外の部分で病気を引き起こす場合もあります。これらに関して扁桃摘出が行われる場合もあります。

    扁桃炎はこじれると上に書いたように入院が必要になるほど悪化する場合があります。早期治療で増悪予防ができます。

    感染流行のご時世において「のどが痛いくらいで病院に行ってしまってはご迷惑でないかしら?」とよく質問を受けますが、当院はそのような方も安心して受診ができるように別室を設けております。「受付〜診察〜会計〜お薬受け取りまで動線が別」になっております。熱や咳はないけれどのどが痛くてご飯が食べられないという方で診察してみると実は扁桃炎だったという方はたくさんおられます。ご心配であれば我慢をせずにご相談ください。別室受診の方には電話予約をお願いしております。ご協力いただけると幸いです。

    朝夕冷え込みが進むこの時期、どうかお気をつけてお過ごしください。たくさん食べて寝て、健康を保ちたいものです。

    藤沢市鵠沼桜が岡1851 0466288711

    桜が岡耳鼻咽喉科 院長 吉川沙耶花

    「鵠沼、片瀬、鎌倉などにお住まいの方、江ノ電石上・柳小路から徒歩5分の耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニックです。ぜひご活用ください🌸」

    (当院にも3台分駐車場はございますが、地図上のP印は近隣コインパークのご案内になります)

     

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