桜が岡耳鼻咽喉科の吉川です。

今回はお仕事紹介最終回となりますが、当院の言語聴覚士さんのご紹介をします。

言語聴覚士；ST（Speech Therapist）とは、「言語聴覚士法」にもとづく国家資格です。この法により「音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」と位置づけられています。病院、リハビリ施設、社会福祉施設、 教育機関等で勤務し、医師や歯科医師や看護師らと協力して、ことばによるコミュニケーションに何らかの問題がある方々に専門的に対応します。聴力や音声機能、言語機能の検査及び訓練や助言を行ったり、さらには摂食や嚥下障害にも対応します。

当院は小さなクリニックですが、火曜日と金曜日に言語聴覚士が在籍しています。私と彼女は前職場での同僚です。今回私が開院するにあたり週2日手助けをしてくれることになったのです。本当に心強くありがたいことです。

耳鼻咽喉科では日常的に聴力検査や平衡機能（めまい）検査を行いますから、看護師も診療助手も検査技術を習得しております。皆一生懸命勉強し、検査技術は日々日々向上しています。そんな中で、この言語聴覚士の存在がとても光るわけです。研修当初から彼女はスタッフ教育にとても力を入れてくれました。私は院長業務で忙殺され、頭の中が色んなことでごちゃ混ぜ状態でしたから、検査技術の習得に関しては彼女に一任していました。おかげで当院スタッフの検査技術はみるみる向上し、今ではより深いところで疑問点を持つことができ、言語聴覚士が在籍する日に、色々な質問を投げかけ解決し、次に繋げる努力を日々してくれています。皆オープニングスタッフとして覚えることだらけで大変だと思いますが、言語聴覚士の存在は、スタッフの不安を拭ってくれて支えてくれる大きな存在となっています。

ここまでは言語聴覚士としての彼女の姿ですが、私が最も感銘を受けているのは、彼女は言語聴覚士としての職務だけにとらわれることなく、スタッフたちの動きをきちんと意識して、手の足りないところでスッと助け舟を出してくれて、診療全体が滞りなく進むようにものすごく視野広く勤めてくれていることです。研修時点から、洗浄や滅菌、診療補助、機器全般の取り扱いなど、一生懸命覚えてくれていました。感謝で一杯です。

ちなみに彼女は現在進行形で総合病院でも活躍しており、人工内耳を取り扱う非常に専門性の高い仕事を一手に引き受けてこなしています。

今日は当院言語聴覚士さんのお仕事紹介をしました。

そんな桜が岡耳鼻咽喉科スタッフが、つい最近インスタグラムを始めました！

https://www.instagram.com/sakujibi/

より身近に当院を感じていただけるような素朴な投稿をしていく予定です。ご興味ある方はぜひ覗いてみてください。

桜が岡耳鼻咽喉科　院長　吉川沙耶花

「鵠沼、片瀬、鎌倉などにお住まいの方、江ノ電石上・柳小路から徒歩５分の耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニックです。ぜひご活用ください🌸」

（当院にも3台分駐車場はございますが、地図上のP印は近隣コインパークのご案内になります）