そろそろ秋
- 2026年9月24日
- 補聴器,いびき・睡眠時無呼吸,院長より
桜が岡耳鼻咽喉科の吉川です。
この夏は大雨や台風で、これから先が不安になるような異常気象でした。我が家は前回の線状降水帯予報の時に初めて土嚢を準備しました。連日ニュースを見ていると他人事ならずという気持ちになります。
これまで診療中に緊急アラームが鳴ることもしばしば。その瞬間、私も、患者さんも、スタッフも、びっくりしてスマホを覗くことになります。いつ何時何が起こるかわかりませんから、常に対策とイメージとシミュレーションをしないといけないなと思います。
みなさま連休含めいかがでしたか?
耳鼻咽喉科の夏は、冬や春ほど患者さんが多くはないのですが、夏特有の疾患もあります。特に今年は台風が多く、めまい、耳鳴、耳閉感、難聴、頭痛など、低気圧が関与するような症状で受診される方が多かったです。
そしてここのところ増えてきているなと感じるのは、難聴(補聴器)や睡眠時無呼吸症候群の相談です。
昨今、難聴が認知症のリスクになるということが様々なメディアで報道されています。難聴に慣れてしまうと、聞いているふり、聞こえていなくてもみんなが笑っているから笑うふり、口を見てなんとなくわかったふり など、コミュニケーションが不十分になったりもします。認知症予防としては、難聴に慣れる前に補聴器に慣れておくことが大切かなと考えます。もちろん安い買い物ではないので、不安もあるかと思います。ですが、いわゆる通販で買えるような安価な集音器ではなく、やはりクリニック(補聴器相談医)からの紹介を受け指定された補聴器店で購入することをお勧めします。補聴器は眼鏡と違い、かければ使えるものではありません。カスタマイズして、訓練して、慣れていくことが必要です。紹介先では基本1ヶ月くらいのレンタル期間(試聴期間)があります。いきなり買わされることはないので安心してご相談ください。受診や補聴器店に行く際は、可能であれば相談しやすいご家族と同伴されるとより良いかと思います。
睡眠時無呼吸の相談も増えてきました。こちらは、ご本人というよりご家族が心配されるケースがほとんどです。ご家族に言われてしぶしぶ受診される方もおられます。当院での診察手順としては、まず鼻腔から咽喉頭まで耳鼻科用ファイバー(カメラは非常に細く短時間で終わる検査ですのであまり心配いりません)で観察し、器質的な病気がないか確認します。その後、睡眠状態の簡易検査の手続きをします。手続きをすると数日以内に自宅に検査機器が郵送されます。一晩もしくは二晩自宅でいつも通り寝る間にこの機器(モニター)を装着します。その後業者に機器を返送して、解析してもらいます。結果は約3〜4週間でクリニックに届きます。正常、軽症、中等症、重症で判定されます。重症と判定されたらCPAP(持続陽圧呼吸療法)の保険適用となります。希望者はクリニックを通して業者からCPAPの機器をレンタルをし、自宅で毎晩装着する治療が導入されることとなります。以後月に1回の通院が必要となります。一方、簡易検査で重症ではないものの中等症以上であれば、近隣の入院施設のある病院へご紹介させていただき、さらなる精密検査(一泊入院での検査)に進む方もいます。精密検査の結果次第でCPAP適応となる方もおられます。とにかくまずは自宅での簡易検査を行うことが入り口です。睡眠時無呼吸を放置しておくと、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などの重大な合併症につながるリスクが高まるとも言われていますので、ご心配な方は一度ご相談ください。
耳鼻咽喉科は冬から春にかけては混雑しますが、夏の間は受付した瞬間に診察に呼ばれるほど患者さんが少ない時もあります(日によりますが)。ですので、補聴器の相談や睡眠時無呼吸の相談をするにはこの時期が狙い目かと思われます。
さて、私はシルバーウィーク中に大目的を一つ達成することができました。次男部屋クローゼットの断捨離です。気がついたら床が抜けるのではないかと驚くほど、物が詰め込まれていました。親も協力してようやく整理がつきました。心もスッキリ。
そして、福岡へ日帰り弾丸帰省をしてまいりました。今年は子供たちが色々忙しく中々帰省ができないわけですが、私としては親は元気かな?という心配が常々あります。このシルバーウィークに1日だけ予定のない日があったので、急に思いついて飛行機をとり、1人福岡へ。母親と数時間食事したり話したりしてトンボ帰りしました。以前のコラムでも記載しましたが、私は飛行機が苦手です。ですが今回は1日に2回も飛行機に乗りました。しかし、親が元気であるということはとてもありがたいことで、安心して戻ってくることができましたし、母親との会話でなんだか落ち着いた気持ちにもなれました。
日によっては夏日だったり、急に寒かったり、本当に疲れますが、秋は食べ物も美味しいですし、いい季節ではあるので、みなさま楽しんでまいりましょう。体調など、何かお役に立てることがあればご相談ください。
桜が岡耳鼻咽喉科 院長 吉川沙耶花
「鵠沼、片瀬、鎌倉などにお住まいの方、江ノ電石上・柳小路から徒歩5分の耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニックです。ぜひご活用ください🌸」

(当院にも5台分駐車場はございますが、地図上のP印は近隣コインパークのご案内になります)

