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アレルギーの病気

アレルギーの病気|桜が岡耳鼻咽喉科|神奈川県藤沢市鵠沼の耳鼻咽喉科・アレルギー科

アレルギー性鼻炎

気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽(がいそう)

気管支喘息

気管支喘息は、気道の炎症が続くことで気道が狭くなったり痰が増えたりする病気です。発作が起きる時以外でも日頃から気道の炎症をコントロールして良い状態を保っておく必要があります。アレルギーが原因となることもあればそうでないこともあります。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、喘息など、気道で起こるアレルギー疾患を、関連のある一つの病態(One airway, one disease:1つの気道で1つの疾患)として捉え、治療を行います。吸入薬や内服薬などを上手く組み合わせながら症状を抑え、生活の質を向上していくような治療をします。
咳喘息は気管支喘息のように喘鳴(ヒューヒュー)は伴わず、主に咳だけの症状ではありますが、放置しておくと気管支喘息に移行する可能性があります。
アトピー咳嗽は、アレルギー反応で咳がでる症状です。喘鳴(ヒューヒュー)や呼吸困難は伴わず、気管支拡張薬が効かないという特徴があります。抗ヒスタミン剤などを使います。

好酸球性副鼻腔炎・好酸球性中耳炎

好酸球性副鼻腔炎は慢性副鼻腔炎の一種です。喘息を合併し、嗅覚障害を主訴とすることが多いのが特徴です。鼻づまり、鼻腔ポリープ、粘稠な鼻水を伴います。そのポリープや鼻水に好酸球が多数浸潤しているので、このような名前がついています。難治性の病気です。病歴を確認し、内視鏡で鼻の中を観察し、CTで炎症の範囲などを確認し診断します(正確に確定診断を行う際は、病理診断になります。顕微鏡でポリープに浸潤している好酸球の数を数えます)。ステロイド治療(+アレルギー治療)を行います。保存的治療でなかなか改善を認めない場合や重症度が高い場合は手術をお勧めすることもあります。その場合、基幹病院へご紹介いたします。
このような病態に、好酸球性中耳炎と呼ばれる難治性の中耳炎を伴うことがあります(単独で発症することもあります)。中耳貯留液や中耳粘膜に多数の好酸球が浸潤しているため、このような名前がついています。病歴を確認し、耳を観察して、可能であれば中耳貯留液を検査し好酸球の存在を確認して診断します。治療の中心はステロイドです。治療を行わないと高度な難聴(聾)を来す場合があります。

口腔アレルギー症候群

花粉症と関連している、口腔粘膜に生じる食物アレルギーの一種です。食物と花粉に含まれるアレルギーの原因物質の構造が似ているためにどちらにも反応してしまうという状態です。果物や野菜やナッツ類で起こります。食べ物によっては加熱すると食べられる場合もありますが、そうでないものもあります。有効な薬がなく、基本的には摂取を避けることで予防します。

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